もうすぐ引退Vol.3
少しずつ寒くなってきましたね。風邪をひきそうな感じの今日このごろです。
さて、今回は渡航についてお話します。
私たちは春と夏の年に二回フィリピンのセブ島に約3週間渡航します。そのときに国際協力団体として日本で約半年間考えてきた支援のプロジェクトをスラムで行います。たった3週間のために半年間もかけて準備します。私たちにとってはされど3週間です。3週間でたくさんの人と出会い、優しさや笑顔に触れ、この人達のために頑張りたい、長い長い半年間をまた頑張ろうと思わせてくれる貴重な貴重な3週間が渡航です。
私は渡航の期間がFESTの活動の中で一番大好きです。たくさんの出会いがあるからです。人との出会いだけでなく、誰かの成長との出会い、新たな発見との出会い、優しさとの出会いなどたくさんの出会いがあるのが渡航です。メンバーの成長がみれたり、知らなかったことを知れたり、新しい文化と出会ったりと渡航では多くの出会いに恵まれます。これらの多くの出会いが毎回自分を成長させてくれます。だから渡航が大好きです。
でも楽しいことだけでないことも事実です。なにせ私たちがセブで活動できるのは先程も言いましたが、たった3週間しかないからです。何か問題が起きるときもあります。その問題を上手く解決できないときもあります。理想と現実のギャップに悩むこともあります。いつも温かい笑顔で迎えてくれる支援地の人たちをみると自分たち以上に幸せそうで、本当にここに私たちが支援する必要があるのだろうかと思うときもあります。もっと困ってそうなホームレスやストリートチルドレンをみることもあるので。それでも私たちと比べれば支援地の人たちは貧しいかもしれません。そんな理想と現実のギャップにすごく悩むこともあります。日本に帰っても悩むメンバーもいます。私も悩んだことは多々あります。
しかし、そんな悩みをくれることも渡航のいいところだと思っています。だって、日本にいたらそんなこと考える機会なんてなかったと思うからです。私たちが渡航の3週間という期間でできることは少ないかもしれないけど、自分たちにできることを最大限しようと思わせてくれる渡航が大好きです。
これ以上書いていくと止まらなくなるので次の段落でとりあえず最後にしておきます(笑)。
私たちFESTはたくさんの出会いをくれるフィリピンのセブ島に恋をしています。セブ島を離れるときに悲しくなって号泣するメンバーがいうることや、苦しいことも多いけどそれでも楽しかったと思ってしまうのは何もかも恋をしたからだと思います。これからもこのFESTからのセブへの恋が冷めることはきっとないでしょう!